ポイント・セミトラ・フルトラ・CDI 点火方式の違い |
ポイント・セミトラ・フルトラ・CDI 点火方式の違いです。
ポイント
基本的に電源+ポイント+コイルで構成される点火装置。ポイントを閉じてコイルに電流を流し電圧を溜め、点火タイミングでポイントを開き電流を遮断、その際の逆起電力をコイルの巻き数比で高電圧化し点火する点火装置。
セミトラ
コイル電流をオンオフする仕事を、機械的なポイントから半導体であるトランジスタ等に置き換えて、ポイントの開閉に起因する問題を解決したシステム。
フルトラ
セミトラ式からポイントを廃止し、代わりに、ピックアップコイル等の機械的な接点を有しない検出部分に変えたシステム。
進角などを電気信号で行い回転数センサや負圧センサなどの信号から点火タイミングを電気的に変更します。
CDI
ポイント、トランジスターは基本的にバッテリー電圧(6V/12V)の電圧を用いる方式でした。しかしCDIはあらかじめバッテリー電圧とは別に発電、コンデンサで蓄電した高電圧を用いる方式です。
ポイント、トランジスターではコイルに流す電流をオフにした瞬間に点火しますが、CDIではコンデンサに溜めた電荷を点火コイルに流した瞬間に点火します。